ボジョレーからのお便り第2弾は ルーデュモンの仲田さんです
やはり、今年は例年にない作柄になりそうです!
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さわやかな秋晴れの中、9月4日に収穫を行いました。
収量は対前年比でマイナス22%となりましたが、
ぶどうは種まで完熟し、アルコール度数は13.3度に達しました。
アルコール度数が13度を超えたのは2003年以来12年ぶりですが、
2003年は酸がかなり低かったのに対し、
今年は2009年や2011年と同じレベルの酸が確保されており、
甘みやコク、酸味のいずれもが、とても高いレベルで調和しております。
前回のレポートにも書かせていただきましたが、
今年は収穫が早かったので、例年以上に樽熟成の時間をとることができます。
1日でも長い方が、微酸化効果によってワインに複雑味を与えることができます。
今年は約20日間の樽熟成を予定しております。
凝縮感のある濃厚な果実味と十分な酸、完熟によるなめらかなタンニン、より複雑な風味、
と、私にとっては申し分のない年になりました。
私がこれまで造ってきたヌーヴォーの中では、最良の出来となると思います。