- ラベル画像は昨年のサンプルで実際は2024のボジョレーヌーボーです。
日本人の職人的ともいうべき徹底的にこだわったボジョレー
なんと、日本人が造るボジョレーヌーボーです。 その作り手さんは仲田晃司さん。 彼あは大学生時代にアルバイト先のフレンチレストランでワインに出会い、「いつか自分の手でワインを造ってみたい」という夢を抱いた青年は、1995年、頼るつてもなく単身渡仏。フ ランス語の勉強をしながら各地の醸造家の門を叩いて修行を重ね、2000年7月7日、ブルゴーニュの地にルー・デュモンを設立しました。
仲田さんのワイン造りを特徴付けているのは、まさしく日本人職人的と言うべき、周りがあきれるほど細部まで徹底的にこだわる仕事への執念です。
仕込むワインのテロワールや個性を研究し尽くした上で、樽の選定眼や熟成方法を駆使してワインを磨き上げます。 2003年5月、在りし日のアンリ・ジャイエ翁より「自分自身のアイデンティティをワインに表現せよ」との薫陶を受け、「日本人であるということ」「自然と人間に対する真摯な尊敬の念」の象徴として、「天・地・人」が生まれました。
「ワインを通じてアジアの架け橋になれればと願っています」という仲田さん。現在ルー・デュモンのワインは、日本、韓国、台湾、中国、シンガポールといったアジア諸国を中心に販売されています。
ガメイを完璧に熟成させる。
ワインの造り方
樹齢70年から90年のヴィエイユ・ヴィーニュ。シスト表土で花崗岩質と砂利土壌。 収量は50hl/ha。 実質ビオワインのリュットレゾネ。手摘み収穫時、運搬前、発行前の3回もの選果で、徹底的に良い葡萄だけを選びます。 セメントタンクにて6日間のマセラシオン・カルボニック後、空気圧式プレス。 30%をにエーブルの森産ベルトランジュ社製樽で熟成(新樽率20%~の予定。 オリ引き時に粗目の珪藻土フィルターを使用しますが瓶詰め時はノンフィルター。瓶詰め時に最小限のSO2を添加しいます
7月も晴天に恵まれました。
ただ雨が降らなかったため水不足となり、根に近い辺りの葉っぱが黄色くなったり、
ぶどうの成熟が遅くなったりといった影響が見られました。
また、連日30度を超し、38度まで上昇した日もあったため、一部干からびてしまうぶどうも出ました。
8月に入ってからも同様の天候でしたが、先週今週とまとまった雨が降り、水不足は解消されました。
この週末に撮影した畑の画像をお送りします。
ご覧の通り、葉もぶどうも本当に健康で、素晴らしい状態です。
開花日から計算した当初の収穫予定日よりも1週間ほど早い、
8月17日に収穫が解禁となり、標高の低い平地では収穫がはじまっております。
私は9月3日頃の収穫を予定しておりましたが、逆にさらに遅らせて、9月8日頃を予定しております。
前回のレポートでお伝えしました通り、今年は歴史的なグレードヴィンテージになりそうですので、
一切妥協せず、ぶどうの「最高度」の完熟を待つことにいたしました。
収獲が完了し醸造が一段落しましたら、またご報告申し上げます。