M・ラピエール(ボージョレーヌーボー)
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◆M・ラピエール(ボージョレーヌーボー)2019
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ボジョレーヌーボー2018一覧
ボジョレーヌーボー>自然派ボジョレー・ヌーボー>M・ラピエールのボジョレーヌーボー 生産者:マルセル・ラピエールの他ワインもボジョレーと同梱できます 自然派ワインの父マルセルの後を継ぎ、マチューラピエールが父に捧げるボジョレーMラピエールのボジョレーヌーボー2010年10月、突然の訃報。自然派ワインの父とよばれた マルセルラピエールのあまりにも早すぎる死でした。 その大きな悲しみを胸に、ラピエール ファミリーは前を向きます。 長男のマチューは、ドメーヌに戻って数年間、栽培に醸造にと父と共にワイン造りの中核を担っていました。 この数年の内には、最悪の天候の年もあれば、最高の条件が整った年もあり、その両方を父と共に経験することで、凝縮した経験を得ました。 この貴重な経験を経て、マルセルのワイン造りの魂は確実にマチューに受け継がれています。 その決意の表れとも言えるのが、生産者名に記載されたラピエールファミリーの"M"の文字。これは、長男マチューの"M"、マリー夫人の"M"に加えて、もう一人の"M"であるマルセルが、家族と共にあるという想いを込めたラピ エールファミリーの"M"なのです。 そのマチューが渾身の想いを込めて造る今年のヌーヴ ォーは、父への想い、日本へのエール、未来へ向かうラピエール ファミリーの誇り、全てが詰まった特別なヌーヴォーとなります。 ラピエール ヌーヴォーの特徴は、華やかな果実味とスムーズな飲み心地。エキス分のしっかりとした、赤ワインでありながら透明感のある繊細な味わいに満ちています。 故マルセル・ラピエールは、ボージョレの傑出した生産者であるとともに、世界で最初の完全有機農法ワインの生産者です。最近になって、有機農法を標榜する生産者はかなり増え、流行の兆しさえ 見えていますが、彼は昔からこれを実施していました。 1・補糖(葡萄の糖度が足りないときに糖分を加えてアルコール度数を上げること)を一切しない。
2・培養酵母ではなく、葡萄の実の皮に付く天然酵母のみで発酵させる。
3・除草剤、化学肥料(ボルドー液さえも)使わない。。
4・酸化防止剤を加えない。(自然に発生するSO2 35mg/リットルを含有)。
5・濾過処理をせずに瓶詰めする。
●防腐剤(SO2)を使わないデリケートなボジョレー(2009は少し添加)●このように殺虫剤や除草剤はもちろん、防腐剤さえ使っていないのです。(自然発生するSO2のみ)防腐剤を使用しない事で、ワインの酸化が起こりやすくなり、非常にデリケートな扱いになります。1次発酵、2次発酵の間にも、通常はタンクの間に放置されますが、防腐剤を入れないラピエールのワインは、何事もすばやく行い、ワインの品質に最大限の注意を常にしなければなりません。一般的にSO2の少ないワインは、口当たりが非常にマイルドで、喉のとおりが良くなると言われています。 ●除草剤を使わない・天然酵母のみ使用●ラピエールのワインの特徴は、除草剤を使わないことにも由来しています。ブドウ畑に除草剤を使うと、草だけでなく、その畑に生息している酵母菌も死んでしまう。しかし使わなければ、 酵母菌は生きてブドウに付着し、アルコール発酵を促す。一般的にワイン生産者は、自分の好みの酵母(培養酵母)を使います。 使い慣れた酵母であれば、発酵のプロセスを熟知しているので管理がしやすい。しかし、土着の酵母(天然酵母)となるとそうはいきません。畑には何種類もの酵母が生息しているので、年々によって優勢となる種類が違う。ある酵母の発酵のプロセスを理解したとしても、次の年にも同じものが付着し、経験を応用できるとは限らないのです。ラピエールは、そうした困難なワインづくりを実践しています。毎年毎年、どんな種類の酵母が付着しているかわからないブドウを発酵させており、そのプロセスを丹念に監視しつつ、アルコール発酵を進めています。 ●力強いワインができます●しかし、天然酵母を使用することで、テロワール(土壌)の特徴が大きく表現できるメリットがあります。つまり、その畑だからできる唯一の味を表現できます。また、天然酵母に含まれるさまざまな酵母が混在しますので、醸造後は非常に力強いワインが出来上がります。風味も独特です。培養酵母は無臭だが、天然酵母を使ったワインは、抜栓した瞬間、独特の臭いが立ち昇ります。それは、率直に言って「嫌な」臭いかもしれません。 しかし、この嫌な臭いは、スワリングして数分も経つと消えます。逆に言えば、抜栓した瞬間に嫌な臭いが立ち昇れば、それは天然酵母を使ったワインの証です。味は、非常に複雑味があり、エレガントです。若干の酸が全体のバランスを整えます。●規格外?でもパーカーポイント93点●マルセル・ラピエールのワインについて、興味深いエピソードをご紹介しましょう。1997年に、彼は古いブドウの木を使って特別なワインを作りました。 素 晴らしい出来栄えだったので、AOC(原産地統制呼称。フランスにおいて最高品質を示す等級)の資格を取得するために審査会に提出した。 しかし不合格でした。おそらく「ボージョレらしくない」、ということだったのでしょう。仕方がないので、彼は、それをリヨンにある知り合いのレストランにだけ販売しました。たまたま、ロバート・パーカーRobert Parker (世界で一番のワイン評論家)がこのレストランに入って彼のワインを口にし、「ボージョレにもこんなワインがあるのか」と驚いた。そして、93点と高得点をつけたのです。 それまでのボージョレのワインとは、まったく違う考えのワインをラピエールでしたが、ワイン評論家には高評価を得て、一躍注目されるようになりました。 ●店主のお勧めコメント●初めて飲んだ時には、自然派ボジョレーがまだ浸透していない時期でしたので、それまでのボジョレーの印象とは全く違うのでビックリしました。非常に力強いといいますか、ワインにパワーが潜んでいるかのような味わいです。開栓してしばらくの間は、天然酵母の香りでしょうか、すこし変わった香りがします。飲んでみると、エレガントな香りがどんどん出てきます。どなたかお客様が仰ってたのですが、ラピエールのワインは、有機栽培の果実を食べた際の感動に似ているとの事。毎年、様々なボジョレーの飲みますがラピエールのボジョレーは、飲めばすぐにわかる独自性があります。私はマルセルラピエールボジョレーのファンです。非天然酵母だからといって、決して野暮ったくはありません。酸が全体のバランスを見事に調和しています。 ぜひ一度ご賞味ください! ※マルセルラピエールの甥っ子は、かの有名な「フィリップパカレ氏です。味わいは異なる自然派なので、是非飲み比べてください! ●輸入者ラベルの酸化防止剤記載事項に関するご説明●マルセル・ラピエールは完全有機製法をとっており、 酸化防止剤(SO2)を添加せずに瓶詰めされます。 但し、SO2はワインの醸造過程で自然にごく少量発生します。アメリカと日本の法律では1リットルあたり350mgまでは、 人体に害がないとされ、輸入が可能です。 フランス政府より認可を受けた機関で食品検査を行った結果、 マルセル・ ラピエールのボージョレ・ヌーヴォーにも、 醸造過程で自然に発生するSO2が微量(10mg)に含まれている為、報告する義務があり、 内容物の表示も 酸化防止剤含有を表示しなければならない為に 輸入者ラベルに 酸化防止剤が明記されています。 (通常のワインには約100mgのSO2が含まれます。) マルセルラピエール氏訪問記-2005年9月19日-マルセル・ラピエールさんは収穫中の畑に行ったり プレス中の蔵で指示を出したり お忙しいにもかかわらず 畑や蔵内を案内して頂きました。葡萄の収穫も体験させていただきました。葡萄の出来はとても良いとのことで 皆さんとても陽気でした。そのときもっとも印象に残ったのはボジョレー独特の葡萄果実そのままを発酵させてプレス中のボジョレー・ヌーボー(アルコール分7%位)を飲ませて頂きました。このジュースを「パラディ」と呼びますが 英訳しますとパラダイス!!です。名前だけで どんなにおいしいか想像できると思います。又、1986年から2000年までのワインを試飲させて頂きました。そして この夜は収穫で働く人の中休みとかで小パーティがあるからと食事にも誘われて夜10時前まで楽しませて頂きました。ラピエール夫妻や親戚の方もこの時季には手伝いにこられていて当店スタッフも2人お歌を歌いました(笑)
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