ボジョレーヌーボーとは何?と 聞かれた時に
日本では ボジョレーヌーボーという言葉が セットになってしまっているので 逆に説明するのが
難しくなってしまう場合があります。
ボジョレー・ヌーボーとは、ボジョレー地方のヌーボー(新酒)という意味です。
ボジョレー地方とは フランスのボルドーと並ぶ2大銘醸地のブルゴーニュ地方にある地区の名前です。
ブルゴーニュ地方とは、ロマネコンティもある世界のトップクラスのワイン産地。ピノ・ノワールという品種の最大産地でもあります。
ボジョレー地方は、そのブルゴーニュ地方の中でも 下のほうにありまり、ピノ・ノワールには適していないのですが、ガメイという品種に適した 花崗岩が多い土壌が特徴の地域です。
ガメイという品種は、残念ながら ピノ・ノワールのように 何十年も持つような偉大なワインはできない品種なのですが、 早熟で、早く飲み頃に達するメリットがある品種です。
早く飲み頃が来る品種のガメイで造る ワイン= それで作られたのがボジョレーヌーボーです。
他のワインは、多くの熟成が必要ですが、ボジョレーヌーボーは ぶどうの収穫からわずか2ヶ月足らずで発売されます。
この秘密が、一つは、ボジョレー産地で造る ガメイというぶどうの特性なのです。
もうひとつの早飲みの秘密は、作り方にあります。それは次にお話します